福岡県北九州市の取り組み
●1960〜 激甚公害とその克服
「七色の煙」や「死の海」と呼ばれるほどであった公害を市民運動や官民の協力により乗り越えた。その過程において環境技術や環境行政のノウハウが蓄積された。
●1997〜 エコタウン事業
産官学の協働により、洞海湾臨海部に各種リサイクル工場を中心とした環境コンビナート、リサイクルなどの実証試験施設の建設を進めた。
総合環境コンビナート・響リサイクル団地
(写真提供:北九州市)
●2006・2007 日本の環境首都コンテスト2年連続第1位
日本の「環境首都」を環境に取組むNPOの目で選定する「環境首都コンテスト(主催:環境首都コンテスト全国ネットワーク」において2年連続の第 1位を獲得。「地球温暖化防止・エネルギー政策」をはじめ多くの分野で部門別1位を獲得しており、環境首都推進室を設置して総合的な取り組みを行っていることが評価されている。
●2007 北九州次世代エネルギーパーク
太陽光発電や響灘に臨む10本の大型風車、バイオエタノール製造などを複合的に推進しており、普及啓発と新エネルギー産業の立地につなげることを目的としている。
●2007 低炭素都市ビジョンづくり
2050年に向けた温室効果ガスの大幅削減を目指し、外部有識者による戦略アドバイザリーチームも加えた検討を開始している。都市の構造、エネルギーシステム、交通システムなどに加え環境産業育成、国際環境協力の視点も含めた長期的なビジョンづくりを行う。
●2008 環境モデル都市
「成長するアジアの低炭素社会づくりを牽引する『アジアの環境フロンティア都市』の実現」を掲げている。
プロジェクト案(提案時)
・次世代エネルギー供給システム事業
・低炭素200年街区の整備
・アジア低炭素化センターの早期設置
GHG(CO2)
2050年CO250%削減(2005年比)
(環境モデル都市提案内容)